スタジオ・サニーサイド

札幌を拠点に活動する、ゲームのサウンド&シナリオ制作スタジオです

俺、生きて帰ったら…あいつと○○するんだ!「メタルギアソリッド2」

こんにちは!
ban氏の「困ったなージーンズのサイズがダウンしちゃってー」
というセリフが地獄のミサワで再生されて仕方がない加藤です。


今回も、ゲームの世界に没入する込むあまり
間違ったプレイをしてしまったというお話です。
雑談です。
ゲームの激しいネタバレがあります。


前回も触れましたがコレ、
コナミのPS2ソフト「メタルギアソリッド2 サンズオブリバティー」。

METAL GEAR SOLID 2 SONS OF LIBERTY

METAL GEAR SOLID 2 SONS OF LIBERTY

プレイヤーは戦闘工作員となって敵陣に侵入、
戦うよりも隠れることを信条とする大人気ステルスゲームです。
今作の前半ではおなじみの「ソリッド・スネーク」となってミッションに挑みますが、
後半では特殊部隊の新人隊員「雷電」というキャラクターが主人公になります。

もちろん私は主人公が代わっても、前作をプレイした時と同様に
脳内では「俺の命は世界61億人(当時)のために(ギリッ)」
と自らの命に代えても世界のために戦う
一見クール、でも熱いハートの戦闘工作員になりきってプレイしていました。


しかしここでちょっと気になることが出てきます。
このメタルギアソリッドでは、セーブをするためには
通信で仲間キャラクターに連絡を入れなければいけません。
その際、一言二言ちょっとした会話をするのですが、
これがまた敵地でただひとり単独行動をとる自分には
「俺、一人じゃないんだ…」なんて
作戦遂行の緊張の中、ちょっとほっとする一時なんですね。

前半の主人公スネークの場合は、親友のオタコンという男性が
通信相手になり、時にはシリアスに、時には軽口を叩いて
セーブをしてくれるわけです。

それが後半の主人公雷電の場合は、陸軍のアナリストであり
雷電の恋人でもあるローズマリーが通信相手になります。
こんなハードな職場で職場恋愛…!?
いやそれはいいのですが、ローズマリーも恋人がこんな危険な
任務についているとあってはかなり心配なようで、通信するとことあるごとに
「大丈夫なの?」
「危険だわ…」
「お願い、もうやめて…!」
とか言ってくるわけですよ。
(記憶で書いてるのでセリフは異なってます、すみません)

こっちとしてはもう
「俺は…みんなを…世界を救うッ!この命がどうなろうともッ!」
と気合が入りまくりなところに「やめてほしい」的なことを言われると
この燃えたぎってる気持ちに水を差されたみたいで、通信しつつも気分はげんなり。
しだいに
「ああ…わかってるって…」
「もういいだろ? その話は…」
「うん…ああ…聞いてるよ…」
と、かなりアレな男みたいな受け答えしかしなくなり(注:私がです)、
なるべく通信しない(=セーブしない)という状況になってしまいました。

正直、プレイしていてセーブをしないのは辛かったです。
でも自分の作戦行動に対するモチベーションを維持するには
こうするしかなかったのです!(どーん)
さすがにその日のプレイの最後には一応通信(セーブ)してましたけど、
やっぱりチクチク言われるので中盤からは
俺…
この戦場から生きて帰ったら…
絶対
あいつと
別れる!

と強い決意を胸に戦ってました。
もうゲームを進めるモチベーションが完全にコレ(別れ話)に変化。
世界の危機は忘却の彼方です。


で、最後に結局ローズマリーが自分に近づいたのは
上層部の指示だったとわかり、
「あ…」と振り上げた拳の落としどころがなく
「お、俺わかってたし!そういう感じだって!」と
悔し紛れに減らず口をたたきながらエンディングを迎えました。
せっかくの名作が色恋沙汰の記憶で終わり、なんとも惜しく
モヤモヤしたクリア感で終わったのでした。


とまあ残念だった事として書いてみたわけですが
かなり記憶に鮮明に残っているので
無駄な没入プレイも悪くないかも…と今になって思い始めました。
こういうことは他にもありましてとりあえず今思いついたのはコレ
同じくコナミの「ときめきメモリアル Girl's Side 2nd Season」。

ときめきメモリアル Girl's Side 2nd Season

ときめきメモリアル Girl's Side 2nd Season

乙女ゲーを、間違った方向から没入プレイしていたというお話ですが
こちらはまたの機会にー。では!