スタジオ・サニーサイド

札幌を拠点に活動する、ゲームのサウンド&シナリオ制作スタジオです

「リングフィットアドベンチャー」を始めて一ヶ月…身体はどう変わったか?/札幌のゲーム開発会社まとめを更新しました

秋も深まってきたのう、と思う間もなく冬がそこまで。いかがお過ごしでしょうか。banです。

 

 

さて、自営業をやっている身としては、ついてまわるのが運動不足という問題です。デスクワークゆえに不足しがちな運動を補うべく、これまでは散歩に出たり、筋トレに勤しんだりしていました。仕事によっては先様に出向することもあるため、通勤も貴重な運動の機会として捉え、駅では極力エスカレーターを使わずコツコツ階段を登ったり降りたりしていたのです。

 

 

ところがこのコロナ禍ですよ。ただでさえ運動不足なところに「おまえら家におれ」という無情の宣告。散歩すらはばかられるピリピリした空気で外出もままならず、溜まる一方のストレス。解消しようにも家にいるしかない。となるとそのハケ口はどうしても食べ飲みに向かってしまい、つい食欲も爆発。そのうえ運動もできないときた。というわけで緊急事態宣言が解かれる頃には久しぶりに体重が80kgの大台を突破しており新たな緊急事態宣言が発出です。

 

 

さすがにこれはいかん、と対策すべく「リングフィットアドベンチャー」を購入してみました。長らく品薄が続いていましたが、9月の半ばにフツーにイオンのゲーム売り場にひっそり積まれていたのですぐさまこれを買い求め、いそいそと始めてみたわけであります。

 

 

f:id:studio_sunny_side:20201020084434j:plain

コレがウワサのリングコン…(と猫)

 


中身はさすがの任天堂ブランドだけあって大変しっかり作り込まれており、リングコンのレスポンスも申し分なく、適切に負荷を選べば30分のプレイで十分ヘトヘトになれます。いやあ汗をかくって気持ちいいなあ。なんだか体もスッキリするし。と味をしめて毎日20〜30分、終わるころには汗だくになるくらいのプレイを約一ヶ月続けてみたわけですね。

 


当たり前ですが急に体重が減ることはないわけです。始めて2週間程度は体重も横ばい、それどころか逆に増えている有様で、やはり中年の体は、アラフィフの体は太る運命から逃れられないのですか。神よ。と打ちひしがれつつも、こつこつ続けるのだけは得意な私としては毎日毎日タガネで洞窟を穿つような気持ちでリングコンを押し込んでいたのです。

 

 

で、ちょうど先ごろ開始から一ヶ月の節目を迎えたので、マイボディがどのような変化を遂げたのかをまとめてみました。

 

 

  • 血圧 130台から110台へダウン

これが一番大きな変化でした。もともと血圧が高めで、降圧剤を毎日飲んでも上が130台後半というちょっとアレな数値だったのですがテキメンに下がりました。おかげで主治医に褒められたりするなど。

 

 

  • 体重 1.5kg減

特に食べる量を減らしたわけではないのですが、ゆるやか〜に減ってきております。いいぞ。

 

 

  • 体型

筋肉はがっしりと付いてきた感じがあります。もともと一日5分の筋トレをコツコツやっていたので多少筋肉はあったのですが、それだけでは頭打ち状態だったので、新たな刺激でさらに筋肉がつき始めた感じです。また開始前はたいへんボヨボヨしていた腹回りが気持ちスッキリしてきました。これまで脂肪の裏に隠れていた腹筋の割れがなんとなく浮き出てきたような…

 

 

  • 腰痛、肩こりが減る

開始前は長い間座っていると立ち上がりざまに腰がイデデ、となるのが常だったのですが、そのようなことも減ってきました。また肩こりも以前はひどい時がありましたが、ここ一ヶ月はすっかり鳴りを潜めております。

 

 

…と、なかなかに成果が上がってきて、となると更にモチベーションもアップしてまいります。この調子で半年も続けたらなかなか楽しいことになるのではないか。脂肪は落ち筋肉は増え、体型はスマートになり血圧も正常化、抜け毛が減り虫歯も治り、物覚えは良くなり仕事の質も上がって依頼もバンバン増え、QOLは急上昇し貯金も増え株価も上がって経済も活性化。い、いや妄想が過ぎましたがこのようにプラス思考になるのもフィットネスの成果かもしれません。来年の春くらいに、またどう変化したか報告したい所存です。それはまではコツコツ続けてみたいと思います。私からは以上です。

 

 

f:id:studio_sunny_side:20201020084554j:plain

しまい込まれてたけどココにきて大活躍のヨガマット(と猫)

 

 

 

さてちょっとしたお知らせ。「札幌のゲーム開発会社まとめ」株式会社ジーアングル様を追加しました。札幌支社でデザイン業務を行っておられます。

 

 

 

街歩き謎解きゲーム「君ノ知ラナイ大通公園」を遊んできました!

確実に近づいてきている、あいつが……そう、冬が……!

と冬の気配におびえる加藤です。こんにちは。

 

 

今回は、街歩き謎解きゲーム「君ノ知ラナイ大通公園」をプレイしてきました!

  こちらは現在開催中の、実際に大通公園を歩きながら謎解きを楽しめるというイベントです。

まずは南1西5のボードゲームカフェゆこるさんでキット(2,400円)を購入します(同じ店内に、謎解き空間ナゾグラさんがあります)

f:id:studio_sunny_side:20201012133922j:plain

こんな感じで謎解きキットが袋になっているので、このまま持ち運べて便利でした。

この状態だとA4より一回り大きいサイズです。

キットさえ買えばいつでも遊べるので、我が家は事前に買っておいて、天気の良い休日に挑戦しました。

大通公園の全エリアを使うタイプなので、まず一番西の大通西12丁目に行き…。

 

f:id:studio_sunny_side:20201012134347j:plain

見事な秋晴れです!

後ろに見えるのは13丁目の札幌市資料館。

謎解きを始める前に、子供が資料館に行きたいと言い出したので覗いていくことにしました。

しょっぱなから寄り道ですが、こうやって大通近辺を散策するのも楽しいかと。

 

 

f:id:studio_sunny_side:20201012134454j:plain

ここは元裁判所(控訴院)で、当時の様子を見ることができます。

f:id:studio_sunny_side:20201012134514j:plain

我々が逆転裁判ごっこをしたのは言うまでもない。

 

 

と、いきなり脱線してしまいましたが、12丁目に戻って謎解き開始です!

大通公園にある銅像やオブジェを使って謎を解いていくので、普段はただ視界に入っているだけのものを改めてじっくり観察すると、新たな発見がたくさんあります!

おまけも小冊子には大通公園の豆知識まで。

札幌に20年以上住んでいて、職場によっては毎日通っていたのに、知らないことがたくさんありました。

 

f:id:studio_sunny_side:20201012134634j:plain

子供も夢中で謎に挑戦していましたよ。

 

こうやって順に移動しながら謎を解いていき、無事クリアいたしました~!

謎は比較的簡単なものから頭をひねるものまでボリュームがありましたが、ヒントサイトも充実しているので不慣れな方でも大丈夫そうです。

大通公園に設置されている「いつも見てるけどゆっくり見たことなかったアレやコレ」を使った謎は地元民ならとっても面白いと思います!

 

なお1~12丁目と移動距離が長いので、コンディションのいい日に、西12丁目側から始めることをオススメします。

所要時間は90~120分とのことですが、子供連れや、複数人でのんびりやっているともう少しかかるかもしれませんね。

我々は途中でランチに行ったりお茶を飲んだり、遊具で遊んだりしていたので、トータルで4時間以上も大通公園エリアでのんびり過ごしていました。

 

なおこの日の大通公園は、あちこちでライブやダンスパフォーマンス、テレビ局のインタビュー撮り、政党の演説があったりと若干カオスでしたが、近寄れない場所があってもヒントサイトやweb検索で十分調べることができました。

 

この謎解きイベント、終了期日は未定ですが、冬季は休止とのこと。やってみたいという方は、なるべく寒くなる前に遊んだ方がいいと思います。

 

 

今までに、このブログで紹介したリアル謎解き記事は以下です。

 

そういえば以前、リアル脱出ゲーム×レイトン ミステリー探偵社「カトリーエイルと月夜の怪物」のチケットが売り切れていて挑戦できなかったのですが、再公演があるそうです。

アジトオブスクラップ札幌では年末から。都合がつけば今度こそ挑戦したいと思います!

realdgame.jp

 

以上、謎解きの話題でした。最後に……

この時期の大通公園は、例年ならさっぽろオータムフェストという食の祭典が大規模に開催されています。しかし今年はコロナの影響で実施なし、オンラインでの開催のみとなってしまいました。

非常~に残念なので、何かおいしいものを買おうと思います。

全国から通販できますので、興味のある方はオンラインさっぽろオータムフェスト2020のサイトを見てみてください!

 

 

f:id:studio_sunny_side:20201012140220j:plain

 大通公園を満喫しました!

 

「札幌のゲーム開発会社まとめ」移転しました!

部屋着が半ズボンのままもう10月。banです。

 

f:id:studio_sunny_side:20201001103508j:plain


さて、札幌のゲーム業界人、およびそれを目指す方に重宝されていると噂の「札幌のゲーム開発会社まとめ」ですが、これまでNAVERまとめを利用して作っていたところ、御存知の通り9/30をもってサービス終了となったため、ページごと消滅してしまいました。無念。

 

 

就職/転職活動にこれを活用しました!という声もこれまでにちらほら頂いており、当ブログの名物コンテンツ(自称)となっていただけにもったいなく、であれば、と当ブログ内のエントリとして移転、改めて公開しました。↓これ。

 

 

studio-sunny-side.hatenablog.com

 

 

今後はこのエントリに新しい会社・団体・個人を追加していきたいと思います。とくに「ウチも追加してほしい!」という自薦のご連絡は大歓迎です。

 


それでは引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。

札幌のゲーム開発会社まとめ/2020年10月更新

f:id:studio_sunny_side:20201001103508j:plain

札幌にあるゲーム開発会社をまとめました。ゲーム関連の開発実績があり、札幌もしくは近郊にオフィスが所在しているとサイトに記載されている会社を50音順に並べています。なお実態にかかわらず、企業サイトに掲載されている内容を反映していますのでご了承ください。各企業についての詳細はサイトでご確認ください。

 

(2020/10/20、株式会社ジーアングル様を追加しました)

(2020/10/1、NAVERまとめから移転しました)

 

続きを読む

札幌芸術の森野外博物館の、謎解きイベントに挑戦しました!

こんにちは加藤です!

先日、去りゆく夏を惜しんで、札幌芸術の森に行ってまいりました。

 

artpark.or.jp

 

ここは広い敷地内にいくつかの美術館がありまして、特に大きいのは「芸術の森美術館」と「野外美術館」です。

芸術の森美術館の方ではムーミン展が開催されていて大人気。朝早めの時間でしたが待ち時間ができているようでした。

ムーミン展も近々行こうと思っているのですが、今日の目的はコチラ。

 

 f:id:studio_sunny_side:20200924133309j:plain

 

野外美術館です!

広い森の中に、たくさんの彫刻作品が展示されている美術館です。

むかーし行ったきりでしたので、久しぶりに出かけてみました。

するとこんなポスターが。

 

f:id:studio_sunny_side:20200923184646j:plain

謎解きイベント「ねんどくんの謎解き大冒険」を開催中でした!

もちろん参加参加~。

我々は難易度Normalコースで挑戦してみました。

 

 

こちらの謎解きイベントはLINEアカウントが必須で、LINEに謎解きで判明した言葉を入力することで、次の行き先へ誘導されます。

ヒントも、自分から聞けばかな~り教えてくれるので、初心者でも安心です。

※Hardコースはヒントがないそうで要注意です!

 

f:id:studio_sunny_side:20200923184759j:plain

 

ねんどくんの、海外の絵本のようなちょっと不思議なお話を読み、謎を解きながら、彫刻を見て回ります。

そのうちに自然と彫刻の名前も把握していったりして、ただ漠然と回るより、彫刻のことが印象に残って面白かったです!

 

 

f:id:studio_sunny_side:20200923185029j:plain

 

それにここら一体は結構な傾斜でして、謎を解くためにあっちへ行ったりこっちへ行ったりしていると、頭も使うけど体も使う!

そんなわけで、大変いい運動にもなったのでした。

 なお「ねんどくんの謎解き大冒険」は11月3日(火)までとのことです。

 

artpark.or.jp


【札幌芸術の森】野外美術館・ねんどくんの謎解き大冒険_PV

 

 

f:id:studio_sunny_side:20200923185120j:plain

早くもナナカマドの実が赤くなってきました。

秋ですねぇ~。

そして北海道はあっという間に冬になるんでしょうね。

皆さん風邪などひかないようにご注意ください。

それではまた!

CEDEC2020がオンラインで開催されたので受講しました!

こんにちは加藤です。

札幌はすでに涼しくなり、早くも体がついていけない気配がしております。

 

 

さて、さる2020年9月2日(水)~4日(金)に、ゲーム業界の技術カンファレンス、CEDEC2020が開催されました。

CEDECは毎年東京で開催されますが、今年は時勢によりすべてオンライン開催でした(以前からオンラインでも視聴できます)

オンラインのみになっても開催してくれてありがたい! どうせ地方民には関係ないし! というわけでと申し込みました。

 

 

なお去年札幌でCEDEC+SAPPORO 2019が開催されておりまして、そのときの様子を記事にしています。

studio-sunny-side.hatenablog.com


 

CEDEC開催日は平日で、仕事があり受講できませんでしたが、9月14日(月)までタイムシフト配信をしているので、朝夜や昼休み、休日なんかにちまちまとセッションを視聴していました。 

ファミ通.comでもいくつか記事になっていましたので、面白かった記事を紹介しますね。

www.famitsu.com

www.famitsu.com

www.famitsu.com

 

www.famitsu.com

 

 

CEDECのセッション記事は他にもありますので、ファミ通.comで「CEDEC」で検索してみてください!

www.famitsu.com

 

 

なお私は「せっかくお金出して申し込んだんだから見なきゃ損!」と貧乏くさい理由により必死で視聴して、14セッションほど見ることができました。

自分には直接関係ない(なくもないけど)AIやマーケティング、運営の話なども面白そうなら手を出し、実体験に即した貴重な話を聞くことができて、興味深いだけでなく「そこまでする…!?」と震え上がったりしました。

 

前述のようにタイムシフト配信は10日ほどなので「もっと期間を長くしてくれてもいいのに~」なんて思ってましたけど、逆に1ヶ月くらいあったらいつまでもダラダラ見ないので、短くて正解だな…と最終的には思いました。

ただ多忙な人も多いでしょうから、そういう方にはやっぱり公開期間は長い方がいいかもしれないですね。

ついでに言うと受講料のことも、1セッションいくらで視聴できると見る人も増えるかも…?(というようなことをアンケートに書きました)

 

CEDECに限らずイベントごとは、リアルで参加することで、刺激を受けたり同業者と親交を深めたりというメリットがあります。

とはいえオンライン受講は、会場まで足を運ばなくていい、聞き逃したら見直せる、わからない専門用語が出てきたら止めて調べられると、大変便利なところがあります。

特に技術用語やビジネス用語は難しいですから、私なんて、専門用語を調べてる時間の方が長いくらいでしたよ! もちろんそれはそれでまた勉強になりますけども。

 

 

通常とは異なる形態ではありましたが、今年も開催してくださった運営の皆さん、登壇者の皆さん、いろいろ刺激を受けました。ありがとうございました!

 

f:id:studio_sunny_side:20200913112243j:plain

ちなみにオンライン開催なら、猫も受講できます!

Wwise-101技能検定に合格しました!そしてADX2との比較など

気がつけば2020年もあと4ヶ月とか。嘘でしょ。banです。

 


さて、仕事の都合でまとまった時間ができたので、ここぞとばかりにサウンドミドルウェアの勉強をすすめておりました。最近ではあちこちでごく当たり前に採用されておりますね。一言で言えば、ゲームのサウンド管理や演出を、極力サウンドデザイナーの手で完結できるよう支援してくれる開発環境です。プログラマーさんに面倒な仕組みを作ってもらわなくても、サウンドのフェードアウトやダッキング、地面の素材による足音の鳴らし分け、ゲームの進行に従って変化する音楽や環境音、といった仕掛けを、サウンドデザイナーの手元で簡単に実現できます。

 

 

Unityサウンド エキスパート養成講座

 こんな本を読んだりもしてました

 


このサウンドデザイナーの手元で」というのが大きなアドバンテージです。サウンドの凝った仕掛けを目論む場合、プログラマーさんと二人三脚での試行錯誤が必須ですが、サウンドミドルウェアを導入することで、プログラマーさんの作業は最低限に抑えつつ、サウンドデザインの大きな自由を確保できます。単純に人的コストが大幅に下がるのもさることながら、プロジェクト終盤に多忙を極めるプログラマーさんの手を煩わせたり、バグ対応でカリカリしているところにビクビクしながら調整をお願いしに行ったり、という心理的なストレスから解放されるのも大きい。めちゃくちゃ大きい(涙)。

 


本邦ではCRI社の「ADX2」というミドルウェアが有名で、スマートフォンのゲームを中心に大きなシェアを獲得しております。わたしもADX2に関しては仕事でガッツリ利用する機会があり、いやあ便利便利。もっとみんなドンドン使えばいいのに。とその恩恵を受けておりました。

 

 

game.criware.jp

 


一方、海外ではAudiokinetic社の「Wwise」(ワイズ)というのが有名で、プラットフォームを問わずAAA作品からインディーズまで様々なタイトルに採用されております。

 

 

www.audiokinetic.com

 


こちらは未体験だったのですが、ここらでひとつ仕事の幅を広げよう、というつもりで勉強することにしてみました。Audiokinetic社はユーザーの裾野を広げることに力を入れていて、チュートリアル用のドキュメント、動画、サンプルプロジェクトなどがめちゃくちゃ充実しています。日本語にもちゃんと対応してくれてるのが素晴らしい。

 


しかも、所定のカリキュラム終了後にオンラインで検定試験(有料)を受けることができて、合格すれば認定ユーザーのライセンスが得られる、という明確な目標設定もあります。今回はWwiseの基礎部分を網羅したWwise-101技能検定のクリアを目標としました。

 

 

f:id:studio_sunny_side:20200825165458p:plain

こんな感じで教材が用意されています。動画もアリ。

 

 

というわけで、SE制作と実装部分を中心に一通り勉強してみたわけですが、特に「ADX2との比較」という点に注目しつつ、以下雑感。

 

 

  • 基本的な「できること」については大きな違いはナシ。インタラクティブミュージック、ゲーム展開やプレイヤーステータスによる音の変化、条件付けによるサウンド素材の鳴らし分け、リバーブなどのエフェクトの付与など、できることはだいたい同じ、というかかなり似通っているとも言えます。

 

 

  • ただ設計思想は明確に違い、ADX2が、トラックを基本としたDAWチックな設計思想なのに対し、Wwiseの方はオブジェクトの連結と親子関係を基本とした、電子ブロック的な考え方。ADX2は見た目にもDAW的なので、もともと音楽・音響制作をやっている人にとっては機能が直感的に判るのが強み。一方Wwiseの方はオブジェクトの連結や内包関係を利用することでかなり細かく演出を作り込むことができ、凝ろうと思えば果てしなく凝れてしまう懐の広さが強み。ただし見た目はかなり無骨なので、ちゃんとお勉強しとかないと何がどれやら…。

 

 

f:id:studio_sunny_side:20200825163015j:plain

ADX2のオーサリングツール、CRI Atom Craft。そこはかとないDAWみ。

 

 

f:id:studio_sunny_side:20200831102718p:plain
こちらはWwise。うーん無骨。

 

 

  • Wwiseの方は細かい使い勝手の良さが行き届いており、圧縮前/後の音声をいつでも聴き比べできたり、容量が想定からはみ出たらアラートを出してくれたり、CPUパワー節約のためにエフェクトをボタン一つでレンダリングしてくれる設定があったりと、かゆいところに手が届きまくるのがうれしい。

 

 

  • ADX2の方はというと、作り込みの自由度の点では及ばないものの、独自コーデックによる音声ファイル圧縮で、特に人間の声に特化して高い圧縮効率と音質を両立。さらに音の遅延が起こりがちなAndroid端末の弱点をカバーし、専用の遅延防止機能を持っているため、ボイスを多用する国内のスマホゲーや、遅延が許されない音ゲーに関しては依然高いアドバンテージがあります。(Wwiseの圧縮は一般的なOgg VorbisAACADPCMなど)。

 

  

  • いずれも使用するには当然ライセンス料がかかりますが、未経験者や小規模デベロッパーへの敷居を下げるため、一定の条件下で商用利用も可能な無償プランが用意されています。ADX2の場合はADX2 LE、Wwiseの場合はStarterプラン。細かい条件は公式サイトを参照のこと。

 

 

結論としては、やれることに大差はないものの、長所に個性があるので、ゲームの仕様や内容に合わせて使い分けるのが吉っぽいですね(無難な結論)。

 

 

 

 

 


……というわけでWwise技能検定ですが、じっくり時間をかけてカリキュラムを履修した後、「クイズ」と称した模擬試験を受け、合格ラインの90%をクリアしたので受験料を払って本番です。クイズの段階でも結構歯ごたえのある問題や、引掛けなどの意地悪な問題があったりしましたが、本番はさらに意地悪な問題もあったりするので要注意。90分という時間制限はありますが、ドキュメントやツール自体の参照は禁じられていないので、きちんと理解が行き届いていればクリアは難しくないでしょう。

 

 


そして……無事クリアしました〜!うひょ〜!

 

 

f:id:studio_sunny_side:20200825163039j:plain

 


今回クリアしたのはWwise-101という基礎部分。この他にも201(インタラクティブミュージックの作曲、実装)、251(プラットフォームごとの最適化)、301(Unityへの実装。上級者向け)といった各種検定試験もあります。こちらも面白そう&タメになりそうなので、試験を受けるかはともかく勉強してみたい所存です。たまには脳髄も使っとかないと錆びるしね。私からは以上です。