スタジオ・サニーサイド

札幌を拠点に活動する、ゲームのサウンド&シナリオ制作スタジオです

第24回札幌ゲームクリエイターズ会開催&札幌のゲーム会社まとめ更新(2020年1月)

どうも加藤です。

先日家族で初詣に行っておみくじを引き、3人とも「特別悪くないけどなんか地味」な結果が出たスタジオ・サニーサイドでございます。

遅れ馳せながらあけましておめでとうございます。

 

 

さて先日1/24に第24回札幌ゲームクリエイターズ会が開催されました。

今回も参加者は105名ほどと100人超えで盛況。

また東京、福岡、大阪といった札幌外の方も多くいらっしゃいました。

今回はスタジオ・サニーサイドから加藤が参加しましたが、どうにももじもじしてしまいがちな名刺交換、今回は持っていった名刺が全部なくなるくらい果敢にご挨拶させていただきました。

また、普段プロジェクトでお世話になっているけれど直接会う機会がない方にもお会いできて、ご挨拶やお礼などをお伝えする、貴重な機会になりました!

 

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今回の会場はすすきのノルベサ3Fの「グラニタ」さん。

※お顔がわからないよう画像小さくしてます。

 

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会場に設置されたモニターにはグルーブボックスジャパンさんが開発されたSwitchゲーム「ニンジャボックス」の映像、山と積まれたうまい棒インフィニットループさんのキャラクター「あいえるたん」「あねえるたん」パッケージです。

  

なお今回は申し込みがPeatix(ピーティックス)というイベントアプリ使用で、当日受付で待つことがなく大変スムーズでした。

幹事のエクスデザイン様、ありがとうございました!

次回の幹事、開催日等は未定ですので、情報はFacebookの札幌ゲームクリエイターズ会アカウントをフォローしてごらんください。

 

 

さて会場でお会いした会社さんを、札幌のゲーム会社まとめに追加しました。

matome.naver.jp

 

それでは最後になりましたが、2020年もよろしくお願いいたします!

ではまた。

Nintendo Switchソフト「ディズニー ツムツムフェスティバル」の効果音を担当しました&年末のご挨拶

もう2010年代が終わってしまうと震えるなど。お久しぶりです。banです。

 

 

さて、だいぶ間が空いてしまったのですが、この秋に株式会社バンダイナムコエンターテインメント様から発売された、Nintendo Switchソフト「ディズニー ツムツムフェスティバル」の効果音素材作成を担当させていただきました(先輩のH氏にも手伝っていただいてます)。

 

 

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やっぱりパッケージのソフトはええのう

 

 

ツムツムといえばかねてからスマホで大人気のアプリで、今なお遊んでいる人をよく見かけるド定番ゲームです。それのSwitch版ということで、アプリ版の効果音のヌケの良さ、気持ちよさを参考にし、それに負けないキラキラかわいい音世界になるよう心がけました。

 

 

Switch版ならではの要素として、かわいいツムツムたちが競い合うミニゲーム集も入ってまして、これがまたミニゲームとは思えない凝り方。コインドーザーやカーリングエアホッケーリズムゲーム、極めつけはパッ◯マンもかくやのドットイートゲームで、この辺りはさすがバンナムさんならでは。最大4人で遊べるので年末年始の接待用にも最適です。

 

 

 

 

ツムツム部分も、ネットワーク対戦ができたり、集めたツムのスキルでバンバン高得点を稼いでランキングで競ったりと、アプリ版同様やりこみ要素満点。長く遊べるソフトになると思います。

 

 

…というわけで、久しぶりの告知でした。そんなこんなで2019年も終わろうとしています。というか冒頭に述べた通りで2010年代そのものが終わろうとしているという。なんたること。

 

 

振り返れば、個人的に2010年代はまさに激動の10年でした。初っ端にまず子供の誕生、勤務先の買収とそれに伴う部署の解体。退社。しばしの主夫生活。育児での悪戦苦闘。そして40歳となった節目の年に、スタジオ・サニーサイドの設立。おぼつかない足取りでのフリーランス生活が始まります。幸い取引先様に恵まれ、仕事も徐々に増えていき、業務と家事と育児に明け暮れる日々また日々。そうして、この12月でスタジオ・サニーサイドは設立から丸8年の節目を迎えることができました。

 

 

これもひとえに関係各所の皆様のおかげ、と感謝も新たにし、来年も精進していく所存です。2020年代を、始まったばかりの令和を、スタジオ・サニーサイドはどのように駆け抜けるのか!どうぞご注目のほど、よろしくお願いいたします。みなさま良いお年を!

【お知らせ】札幌ゲームクリエイターズ会2020年1月24日開催です

お疲れ様です!

最近あまり眠れないうえに早く目が覚めてしまい、おまけに猫が騒いで寝不足気味が続いている加藤です。坂東に相談したら「加齢では」とあっさり言われましたが認めたくない…!

 

そんな悲しい話はさておき、お知らせです。

札幌ゲームクリエイターズ会、次回は2020年1月24日(金)開催です。

今回の幹事はエクスデザイン様です。概要はこちら。

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■日時:1/24(金)
■時間:20:00-21:50
■場所:スペインバルグラニ
    札幌市中央区南3条西5-1-1 ノルベサビル3F
    https://r.gnavi.co.jp/h296207/
■会費:3,500円 Peatixにて事前決済
 ※領収書は各位Peatix上で発行できます
 ※飛び入り参加の方用に当日受付決済の準備は致します
◾️申し込み:https://sapporocreator24.peatix.com/
■形式:2時間飲み放題、ビュッフェ立食
■ドアオープン:19:30
 受付は開始5分前の19:55までとします。
 遅れる方は事前にご連絡いただけるとありがたいです。
★ウエルカムドリンク有り(指定ドリンク お一人様1杯)
※飲食物の持ち込みは禁止です。
※飲み物のラストオーダーは21:30となります。

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今回は、先日のCEDEC+SAPPORO2019でも使用されたイベントアプリPeatix(ピーティックス)での参加申し込み&参加費お支払いとなりますので、参加ご希望の方は以下のURL(https://sapporocreator24.peatix.com/)からお申し込みください。

sapporocreator24.peatix.com

 

また札幌ゲームクリエイターズ会のメーリングリストは、今月にてfreemlのサービスが終了しました。

今後の情報はFacebookの札幌ゲームクリエイターズ会のアカウント(https://www.facebook.com/sapporogamecreators/)にてご確認ください。

閲覧には Facebookのアカウント(登録)とログインが必要です。

www.facebook.com

 

参加がお決まりの方は、お早めにチケット購入していただけると、大変ありがたいです。どうぞよろしくおねがいします。

というわけで次回は2020年1月、新年会気分で楽しくやりましょう!

CEDEC+SAPPORO2019開催!/札幌ゲーム会社まとめ更新(2019年10月)

こんにちは、加藤です!

先週まで暑かったのに急に秋めいてきた札幌です。

待って心の準備ができてない…!

 

 

さて以前このブログでも話題にしておりましたが、10/5(土)にCEDEC+SAPPORO2019が開催されました。

sapporo.cedec.jp

 

CEDECとはゲーム業界の技術交流会で、札幌で開催されるのは5年ぶりになります。

今回スタジオ・サニーサイドの2人も張り切って、2人そろって参加してきました。すばらしい!

というのも今までこのテのイベントがあった場合、子供がいるのでどちらかが留守番でした。しかし子供が大きくなり1人で留守番できるようになったため、晴れて2人そろっての参加です。会場でも「あっ2人そろってる!」と珍しがられていました。

 

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今回の会場は北海道大学工学部!

f:id:studio_sunny_side:20191007171244j:plain  撮影:Kさん

f:id:studio_sunny_side:20191007171209j:plain 撮影:Kさん

北大広い…門から会場までが遠い…。

 

天気はあいにくの雨のち曇りで肌寒かったですが、会場は大盛況で混雑していました。

行われたセッションはどれも興味深く、またそのあいまにゲーム関係者の皆さんと旧交を温めたりと、大変有意義にすごすことができました。

 

f:id:studio_sunny_side:20191007171554j:plain  撮影:Kさん

どのセッションを聴講しようかな~と悩ましかったです。

加藤は基調講演のほか、プロジェクトマネジメント、ゲームの運営、採用関係のセッションにくわえ、子供を持つクリエイターさんたちのお話も伺ってきました。

【ラウンドテーブル】ゲーム会社のワーママ・ワーパパの働き方を共有しよう!そして行動につなげよう! ~セガ・インタラクティブ、スクウェア・エニックスの開発者共同登壇による事例紹介~ – CEDEC+SAPPORO 2019

このブログでも度々登場する子供の話。

げんにこの記事の冒頭で「子供がいるのでこのテのイベントには今まで1人しか出られなかった」と書いているように、育児と仕事の両立は大変難しい問題です。うちは2人ともフリーランスなので自由はききますが、会社員ならなおさら。

しかしクリエイターが子供を持つことで仕事を離れる、または思うように能力を発揮できないのはなんとももどかしいですし、子供を持っただけで「マタハラ!保育園入れない!時短!リモート!病気!お迎え!小1の壁!夏休み!学童入れない!PTA!」…とここまで壁に次々ぶち当たるならそりゃ子供も増えないよなあと思います。

この話題は興味があるので、いつかこのブログでも記事にできたらなあ~と考えていますが、話をCEDECに戻しまして…

 

CEDEC+SAPPOROの模様はこちらの記事でも紹介されています!

jp.gamesindustry.biz

 

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北大名物、牛トロ丼も大変美味しゅうございました。

 

f:id:studio_sunny_side:20191007171438j:plain  撮影:Kさん

夜の懇親会はキングムー!

坂東が参加しましたが、こちらも大盛況だったそうです。

 

登壇者の皆様、実行委員の皆様、協賛会社の皆様、貴重な機会をいただきまして、ありがとうございました!

参加された方、下のページからアンケートを入力できますよ~。

sapporo.cedec.jp

 

 

そして札幌ゲーム会社まとめ更新しました。

  • 株式会社マイネットさんを追加
  • 株式会社バーチャルキャストさんを追加

matome.naver.jp

札幌は一足早く秋に突入しましたが、季節の変わり目、体調管理に気をつけて命大事に頑張りましょう! ではまた。

CEDEC SAPPORO2019チケット発売中!&芦別で赤毛のアンを想う

こんにちは! 夏も終わり、尻に火がついてきた加藤です。

 

 

まずはお知らせです。

2019年10月5日(土)に北海道大学にてCEDEC SAPPORO(ゲーム開発者向け技術交流会)が開催されます!

現在チケット発売中です(早割は9月6日まで)

チケット、講演内容など詳しくはCEDEC SAPPOROのサイトをごらんください。

sapporo.cedec.jp

 

 

札幌で開催されるのは今回で2回目になります。

前回は2014年でしたから5年ぶりの開催で、なかなか貴重な機会ではないでしょうか。

スタジオ・サニーサイドの2人は前回のとき所用があって札幌にいなかったため、あいにく参加できませんでした(前回のときの記事

今回こそは参加したいと思いますので、会場で会ったらどうぞよろしくお願いします!

 

 

と、これだけではなんなので、以下雑談です。

 

先日お盆休みに、芦別市に遊びに行ってきました。

芦別と聞けば、北海道民なら「北の京(みやこ)芦別」という温泉施設のCMを思い出してしまうかと思いますが現在は経営しておりません。

 

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高さ88メートルという、巨大観音像はまだあるよ!

 

 

 

今回の我々の目当ては「カナディアンワールド公園」。

カナダの町を再現したテーマパークですが現在は経営破綻して、無料で入れる公園となっています。

ということで、店舗や施設は入り口の1つを覗いてすべて廃墟。

しかし整備はされていて、結構きれいな状態が保たれています。

 

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中央の時計塔からの眺め。

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 池のほとりの街並み。全部廃墟ですが…

 

 

目玉は赤毛のアンをモチーフにした一角で、赤毛のアン好きとしては、アンの家「グリーンゲイブルズ」の中に入ったときはそのかわいさと再現度に感動しました!

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アンの部屋!

室内にはアン憧れの袖の膨らんだ服、花を飾って教会に行って怒られた夏の帽子、ギルバートをぶん殴った割れた黒板などなど、原作ゆかりのアイテムが置いてあります!(興奮気味に)

あと窓からは親友ダイアナの家「オーチャードスロープ」も作中同様、ちゃんと見えるんですよ~。

 

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めっちゃかわいいキッチンとダイニング。

ここでアンはイチゴ水と間違えて葡萄酒を出し、バニラと間違えてお菓子に薬を混ぜ込み、赤毛を緑色に染めてしまったのか…と、さまざまなやらかしエピソードが思い起こされます。

 

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マンホールもかわいい。

最近知ったんですが、原作ではちゃんとアンの綴りが「Anne」と、アンの要望通り「最後にeのついたアン」になってるんですね。

 

 

というわけで一人興奮してたわけなんですけど、Wikipediaカナディアンワールド公園のページを見ると、2019年度の営業で閉鎖と書かれています。

ちなみに冬季は閉まるので、営業は例年10月までです。

そんなわけで、一度は見ねば!と思ってこの夏にお邪魔した次第でした。

非常に残念ではあるのですが、公園の入り口で花の手入れをしていた方も「残念ですね、で終わらせたくないんだけど…」とおっしゃっていましたし、継続を望む声もあるようなので、もしかしたら来年度以降も存続する可能性もあるかも…?

 

 

そしてカナディアンワールドのあとは芦別スターライトホテルの温泉に行ったんですが(アイカツみのある名前のホテルですね)、女子バレーVリーグJTマーヴェラスが合宿で来ていて、吉原知子監督をお見かけしました!!

現役のときファンだったからすごくびっくり&感激したんですが、衝撃すぎて何も言えずぽかーんと見送るしかできませんでした。

なんかもっとスマートに…頑張ってください!とか言えばよかった…

 

 

というわけで、オマケの夏の思い出でした(オマケが長い)

 

リアル脱出ゲーム「ミュウツーの城からの脱出」体験してきました/札幌ゲーム会社まとめ追加(2019年7月)

こんにちは、加藤です。

今夏の北海道各地でヒグマが出るので油断なりません。

 いやホントに…。

 

 

さて本題に入りまして、去年、新宿のミステリーサーカスでリアル脱出ゲームを体験してきました!という話をしましたが…(記事はこちら↓)

studio-sunny-side.hatenablog.com

 

遅ればせながらリアル脱出ゲームを楽しめる施設、アジトオブスクラップが札幌にもできていたのを知りまして、体験しに行ってきました!

 

実は先日、レイトン教授とカトリーが登場するリアル脱出ゲーム「カトリーエイルと月夜の怪物」がここで開催されたんですが、知ったときにはチケットが完売してましてね…。残念! 遊びたかった…!

scraptanteidan.com

 

そこで子供と一緒に、ポケモンがテーマの「ミュウツーの城からの脱出」という脱出ゲームに挑戦してきました。

realdgame.jp

 

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アジトオブスクラップ札幌さんの裏口(入り口ではありませんがかわいかったので)

札幌の皆さんお馴染み、大通三越向かい、地下に文教堂が入っている日之出ビルの8階にあります。

 

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入ってすぐの撮影コーナー。

ポケモンのぬいぐるみを抱っこして写真撮影ができます。

 

ネタバレになるのであまり詳しくは書けないのですが、MCの方が大熱演で進行してくれる、自分がポケモン映画の世界に入ったような、世界観ばっちり&臨場感のある脱出ゲームでした!

一緒に行った子供は「時間ない~!」「急がなきゃ!」ともう夢中になってナゾを解いていましたよ。

 

普段デジタルでゲームをプレイしているので、アナログ(紙に印刷されたもの)でナゾを解いていくのは新鮮!

紙を切ったり貼ったり、回したりひっくり返したり…ナゾ自体はもちろんですが、紙を使ったアイデアがすごくて、感心しながらプレイしていました。

ちなみに今回は易しい「ファミリー」タイプのコースだったんですが、我々親子は最後の問題で四苦八苦しているあいだに時間切れ…!

ここで映画だったら制限時間ギリギリに、華麗に最後のナゾが解けるのでしょうが、そんなうまくいくはずもなく、とっても惜しい結果になりました。

でもそれがまた面白かったですけどね!

札幌スタッフの皆さん、子供にとっても優しく、かつ楽しく盛り上げていただきありがとうございました。

 

脱出ゲームの演目は複数あり、次々と新しい公演が予定されているので、興味のある方は体験されてはいかがでしょう。

アジトオブスクラップの施設は全国にありますよ!

1回に体験できる人数が決まっているので、当日券より、事前にネットでチケット購入が確実かと思います。

realdgame.jp

 

さて最後にお知らせです。

札幌のゲーム会社まとめに、以下の2社を追加しました。

どちらもアナログゲームに力を入れている会社さんです(面白そう)

matome.naver.jp

 

これから本格的な夏がやってきますが、ゲーム開発の現場はこれから山場、しんどい時期だという方も多いのではないでしょうか…。

お互い体調に気をつけて頑張りましょう!

それではまた~。

パワーディストリビューターを導入してみました/札幌ゲーム会社まとめ追加(2019年6月)

気がついたら平成が終わってました。ご無沙汰しております。banです。

 

 

令和の世の中になって1ヶ月あまりがたち、あの狂騒の10連休もすっかり昔のことになってしまいましたが、われらスタジオ・サニーサイドも取引先様と足並みを揃えるかたちで10連休をとり、仕事の準備や充電、雑用片付けに子供の相手など、それなりに忙しく過ごしておりました。

 

 

これほど長期の休みはなかなかなく、これを利用しない手はなかろ、ということで、私は10連休の間に環境の更新をたくらんだのであります。メインで使用しているMac miniを新調し、ソフトやプラグインなども最新OSにあわせてアップデート。とくにソフトウェア音源は再インストールのため数百GBちかいデータをネット経由でダウンロードする羽目になり、あまりの終わらなさに、なんだろう。これ。あらての苦行かな。と遠くを見つめる目をしていたらいつのまにか10連休の前半が(というか平成が)終わってました。

 

 

 

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着荷した機材の検品に余念がない猫様

 

 

 

そのような苦労の甲斐あって、たいへん快適な作業環境が完成したわけですが、今回の目玉はこれ。

 

 

TASCAM パワーディストリビューター/コンディショナー AV-P250

TASCAM AV-P250

 

 

この無骨な機材、パワーディストリビューターといいまして、音響機器にクリーンな電力を供給するためのものなのですね。

 

 

実は音楽機材を駆動にするに当たって、電源とはバカにできない要素でして、しばしばピュアオーディオの世界では電源を純化することによってより良い音質が得られる、などと言われており、壁のコンセントをホスピタルグレードと呼ばれる業務システムに交換したり、電源ケーブルをメートルあたりウン万円するような高級品に変えてみたり、はては電力会社に依頼して家の前にオーディオ専用のマイ電柱を建立してしまうといった豪の者さえおります。そのへん追求し始めたらそう深くないところに沼が待ち構えている感じなので、わたしも剣呑剣呑と敬遠していたのですが、今回必要に迫られ、わりと気軽に買えるところをひとつ試してみたわけです。

 

 

というのも、音楽機材、とくにパソコンと接続しているような電子機器類は、じつは繊細な作りをしておりまして、電源が安定していないと動作も不安定だったりするのですね。うちの例ですと、オーディオインターフェイスがそうでした。特に冬場。

 

 

いやなんで冬場かというと、冬。それは寒い。となると当然暖房をつけます。仕事場の暖房はガスファンヒーターなのですが、これは制御に電気を使いますから、壁のコンセントにつながってます。暖房はONにしていても、じつは常時フル回転で部屋を温めているというわけではなく、部屋の温度が上がってきたら「お、ぬくもってきた」と出力を抑えたり、暑くなりすぎたら「あかんちょっと休む」と運転を止めたりと、自動でスイッチのオンオフをなさっているのです。けなげ。

 

 

このオンオフの際に、じつはスイッチングノイズという電気的なパルスが発生しており、それが壁内の配線を伝わって機材にまで伝わってくるのでした。このパルスが誤動作の原因になっているようで、かつて仕事場では暖房が「パツッ」と切れるとともにオーディオインターフェイスの出音がガビったり、Macとの接続が不安定になったりと、それはそれは悩まされていたのです。そのたびに手を止めてDAWや機材を立ち上げ直さねばならず、これはめんどい。かといって真冬の札幌で暖房なしで過ごすというのも、これは、いやなんというか、つらい。たびかさなる誤動作に耐えかねて暖房を切り、厚着してブランケットを膝にかけ、ちいさく縮こまりながら仕事したりもしましたがキュリー夫人か!」というセルフ突っ込みとともに止めました。

 

 

これはなんとかしないと、というわけで、今回のパワーディストリビューター導入のはこびになったわけです。これ、裏っかわにはコンセントの口がぞろぞろと10個くらいついてまして、まあいわばごつい電源タップという言い方もできるわけですが、実は電気にまつわる各種ノイズを除去する機能がついております。そうしたクリーンな電源で駆動することにより、電子機器の動作も安定するわけです。

 

 

TASCAM パワーディストリビューター/コンディショナー AV-P250

TASCAM パワーディストリビューター/コンディショナー AV-P250

 

 

 

さらに、ブレーカー内蔵、電源接続時の極性チェッカーつきという地味ながら頼れるスグレモノ。早速設置して、作業環境から音を出しつつ部屋の暖房をつけっぱなしにしてみましたが、暖房がついたり消えたりしても音には全く影響が出なくなりました。まえは暖房が「すん…」と止まるたびに出音がガビガビにグリッチ「あああああー!」とわたしの心もグリッチしたものですが、いまは暖房がウンと言おうがスンと言おうが平気!安定!ひいては精神も安定!心の平和!すばらしい。

 

 

実売15000円前後と、電源タップとして考えれば少々値が張る感じもありますが、この機材の眼目は安定した電源の供給ですし、これで作業環境の安定が得られるなら全然安いもんだと思いました。こんなことならとっとと買っておけばよかった。というわけで、音楽制作だけでなく、電源起因の誤動作に悩まされている人にもおすすめです。

 

 

※ ※ ※ ※

 

 

さて、札幌以外の方からもひそかの参照されていると噂の「札幌ゲーム会社まとめ」ですが、今回初めて旭川の会社さんを追加してみました。同じ北海道で活躍するゲーム会社として、応援する気持ちを込めてあります。この調子で道内の会社が増え、まとめタイトルを変えるようなことになったら面白いかな、と思っております。

 

 

matome.naver.jp

 

 

今回追加したのは、

 

 

シナスタジアデザイン合同会社さん(※旭川の会社です)

syn-game.com

 

 

以上1社さん。私からは以上です。