スタジオ・サニーサイド

札幌を拠点に活動する、ゲームのサウンド&シナリオ制作スタジオです

【お仕事紹介】豪華コラボ!バカボン×バイオハザード「バカハザ」

冬の訪れを認めたくない加藤です、こんにちは。
 
さて今回はお仕事紹介です。
今回お手伝いさせていただいたのは、ゲームドゥさんがパブリッシャーとして配信されたスマホゲーム、その名も「バカハザ」でございます。
こちらのサイトや動画をごらんいただくとわかる通り、今作は漫画「少年バカボン」と人気ゲーム「バイオハザード」のコラボでございます!
赤塚不二夫先生のフジオ・プロダクションさま、カプコンさま公認の公式アプリです。
私はシナリオ作成とスクリプトのお手伝いをさせていただきました。
 
 
「少年バカボン」は「デンゲキバズーカ!!」誌で連載されていた、原作/赤塚不二男先生、漫画/吉勝太先生のギャグ漫画です。
いわゆる「天才バカボン」とは違いまして、バカボンパパそっくりの元気な男の子・バカボンが、天才バカを目指す学校・バカ田大学付属バカ出小学校に転校して、オバカでヘンテコな先生やクラスメイトとハチャメチャな日々を過ごすというドタバタギャグです。
 
ゲームの内容や背景はこちらのサイトが詳しかったので、興味がある方はぜひごらんください。
 
さてこのバカハザ、元祖「バイオハザード」、いわゆるバイオ1をなぞる形で制作されています。
マップ、敵、アイテム、曲&SE、タイプライターの位置、それからストーリーもバイオ1を彷彿とさせる、しかしバカボンらしいギャグテイストの内容となっており、バイオ1にハマった人なら懐かしさで胸がいっぱいになりつつ、クスッとくること間違いなしでしょう。
グラフィックもサウンドも8ビット風なので、ドット絵特有のかわいらしさと、その反面、現れる敵の不気味さにもやっぱり懐かしさを感じつつ、楽しく遊んでいただけるのではないでしょうか。
 
 
と、ここでせっかくなので開発中の話をひとつ。
私がバイオ1をプレイしたのは十数年前のこと。そこでまずバイオ1を思い出して頭に叩きこもう、そしてどうせやるなら一緒にやろう、ということでゲームドゥの中村社長がバイオ1のソフトを持って我が家にやって来ました。
部屋のカーテンを閉めて真っ暗にしてさっそくプレイ開始。「懐かしい~」なんて言いながらコントローラーを握る中村さん。
昔のバイオはラジコン操作が難しいんですよね~って、ジルが前に進まずムーンウォークみたいに後ろに下がってるんですけど…そしてひとしきりその場でくるくる回ったあと、壁をガリガリ削りながら進んでるんですけど…。中村社長の操作テク、予想以上、いや、以下だった!

 

途中で黙って見ていられずコントローラを奪ったりしつつ、バイオ1を無事クリア!

その後も開発中はひたすらバイオ1のマップやイベントを研究しまくり、最終的には全ての部屋の間取りを把握できるほどの熟知っぷりに至りました。

かつてバイオ4をやりすぎてサラザールの城の間取りを完全把握してしまった私ですが、同様にバイオ1の洋館~寄宿舎~研究所はもう勝手知ったる他人の家状態にまでなりました。

ゲームドゥのスタッフの皆さんも同様で、その結果、バイオ1の再現度の高い「バカハザ」が生まれたのだと思います。

 

とはいえこのバカハザ、実はバイオ1を完コピしているわけではありません。ところどころに、バカハザ特有のイベントやルートも用意されています。「バイオ1でやりこんだから大丈夫~♪」なんて思っていたら大間違いです!
どこが違うのかはぜひダウンロードして、実際にプレイしてお楽しみください。そして初代バイオ1ばりの難易度ですが、「これでいいのダ!」ならぬ「これがいいのダ!」でがんばってください!
 
お知らせ:
11/3にアップデートが入ったとのこと。設定から新しい操作方法が選べるようになりました。新しい操作方法はコントローラタイプで私的にはヒットでした。すでにダウンロードしてくださってアップデートしていない方、ぜひ試してみてください。