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スタジオ・サニーサイド

札幌を拠点に活動する、ゲームのサウンド&シナリオ制作スタジオです

世界平和なんて無理!? PCゲーム「エイジオブエンパイア」

雑談 kato

こんにちは!
怖くて「とびだせどうぶつの森」のマイデザインには
まだ手を出していない、加藤です!



さて前回に引き続き、今回も便利なフリーソフトを紹介するつもりでしたが
便利なソフトを紹介するためのサンプルを作る時間が取れませんで、

今回は皆さんに世界平和についてのお話をしようと思います。


雑談といいつつなかなかヘビーな話題ですが、
なんてことはなくゲームのお話です。

現在PCのオンラインゲームといえば種類も数多く存在しますが、
私が就職した頃はまだあまり一般的ではありませんでした。
しかし1997年にウルティマオンラインディアブロ
そして今回紹介するエイジオブエンパイアといったタイトルが大ヒットして
オンラインゲームが一気に広まった感がありました。

Age of Empires エイジ オブ エンパイア

Age of Empires エイジ オブ エンパイア

エイジオブエンパイアは、自分の国の人間を操って
国を発展させていくリアルタイムストラテジーゲームです。

リアルタイムストラテジー…っていうと難しいですが、
見下ろしのマップでちっちゃな人間キャラ達を操って
食料(果実や動物)、資材(木、石、金属等)を採取させ、建物を建築したり、
人を増やしたりしていき、条件を満たすと自国の文明レベルが一段アップします。
最初は石器時代くらいの文明レベルが、発展に従って農耕を始め、
施設、乗り物、武器なども種類が増え強力になり、
そしてさらに次の文明へと自国を発展させていきます。

これを広い同一マップ内で、複数のプレイヤーで行います。
すると文明の発展に従って、他国の人間と接触することになり、
そこで戦争が起こり、戦うことになります。
このように自国を発展させつつ、他国との戦いに勝利させる…
というのが主なゲームの内容です。


当時会社員だった私は、会社にあったエイジオブエンパイアを借り、
女性の先輩と一緒にプレイすることにしました。
私はちまちま作業するゲームが好きで、採取や農耕で文明を発展させるだけで
十分に楽しく、先輩も同じタイプだったので
「戦争とか面倒だし、戦わないで、お互い国の発展だけさせよう」
と二人で話し、プレイを始めました。


そんなわけで敵国から攻められる心配もなく
のほほんと自国を発展させていたわけですが、
人間が増えると必要な資材や食料が増えるため
最初は豊かだった天然資源がどんどんどんどん減っていきます。
青々としていた森は、木々が伐採されて丸坊主に。
棲息していた動物達も狩られて数が減っていき、
自分の土地がどんどん不毛の大地みたいになっていきます。
でも、自分の国を発展させるためには資源を採取し続けるしかないわけで
正直採取を止める気はみじんも起こりません。
私はこの時、しみじみと思いました。
「ああ、人間って生きてるだけで自然を破壊するんだなぁ。
でも、だからといって止められない」
と。



そんな風にモヤモヤしつつも、作った漁船で海に漕ぎ出し、今度は漁業を始めます。
魚がたくさんいる場所は、マップ上で海面がピチピチ跳ねているため一目瞭然です。
私はそんないい漁場を見つけ、国民達に漁をさせていました。
すると突然鳴り響く、戦いの角笛。
他国の人間と接触するとこの笛が鳴るのですが、
どうやら先輩の国の人間も、同じ漁場で漁をしているようなのです。

「ちょっと、ここ私の漁場ですよ!」
「えっ、私が先に見つけたんだよ!」

いままでののほほんとした空気が、ここで一気にキナ臭くなりました。
私は強引に漁を続けさせていましたが、しばらくすると再び聞こえる角笛の音。
漁場の方に様子を見に行くと、なんと先輩が軍船を出してきて、
うちの漁民達を攻撃しているではありませんか!
っつーか「戦争しないようにしよう」とか言いつつ、軍船作っとったんかい!

心の中でつっこみながら、今まで軍事ユニットを作っていなかった私も
慌てて軍人や武器や軍船を作って送り出し、
漁場での小競り合いからなし崩し的に開戦してしまいました。
私はこの時、しみじみと思いました。
「こんな漁場でも戦争が始まるんだから、
石油とかが出る土地を巡ってたらそりゃ戦争のひとつもやるよなぁ」
と。



そんなわけで本格的に戦争開始です。
先輩は容赦なく軍事ユニットをこちらに差し向けてきます。
文明の発展は向こうの方が先を行っていて、
しかも先輩は大胆な軍事センスを持っているらしく
強力な槍を飛ばす投擲器を大量に製造、それらを一斉に引き連れて
私の陣地に攻め込んできました。

その投擲器を見た時の私の驚きたるや!
あれはゾッとしましたね。相手はあんな強そうなモノを大量に持ってるなんて!と。
防戦に集中して要塞の建造に注力していましたが、
大慌てで先輩と同じ投擲器を大量に作らせます。
私はこの時、しみじみと思いました。
「相手が自分より強い武器を持ってたら、絶対絶対自分もほしくなる。
そりゃ相手国が核兵器持ってきたら自分も持つわ」
と。


その後先輩の容赦ない波状攻撃に、後手後手に回ってしまった私は
施設を次々破壊され、国民が殺されていきます。
その後、残った数人を奔走させてゲリラ戦のような状況に持ち込んで
あがいたものの、結局我が国は滅ぼされてしまいました……。



とまあそんな感じで楽しくプレイしていました、エイジオブエンパイア
それまで私は、自分のことを極めて平和的な人間だと思っていて、
「自然は大切に」「戦争反対」「核兵器撤廃」という意見の持ち主でした。

が、しかし!
このプレイを通して、そんな自分でもそんな境遇に立たされたら
自然を破壊するし、戦争始めるし、最新兵器を作るわ!
とつくづく痛感し、ひいては
人間である以上、世界平和なんて無理なんじゃないの
と思ったのでした。



近年日本近辺でも領土問題が勃発しており、何かというと不安です。
何せ私自身が平和主義者だと思っていたのに
「戦争しないようにしようね」「わかったー」といいつつ
開戦して滅ぼされた人間ですのでね、結局、人間の性は信用できないと。

と、救いのない結論づけたところで今週はこのへんで!
いやー人間って怖い。