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スタジオ・サニーサイド

札幌を拠点に活動する、ゲームのサウンド&シナリオ制作スタジオです

映画館に行ってみよう

お盆といえば「あなたの知らない世界」。こんにちわ。banです。




ダークナイト ライジング Blu-ray & DVDセット(初回限定生産)


というわけでお盆ですし、今日は雑談ベースで。
こないだ久しぶりに映画館に行きまして。『ダークナイト ライジング』を観てきました。
もともと映画好きなので、以前は休日になると上映情報をチェックし、いそいそと劇場に出かけてましたが、
子供ができてからはなかなかそうも行きません。
「これだけはどうしても観たい!」という映画のみ、万障繰り合わせたのち鑑賞、という感じです。


それ以外は、家でブルーレイなりDVDなりで観ることがほとんどですが、
まあ最近は大型の液晶テレビとHDコンテンツの普及もあって、
家庭でも迫力の映像を楽しめるようになりまして、すごい時代になったもんだと思います。


そんななか、わざわざ遠方に足を運んで、世界一高いと言われる入場料金を払い、
周囲に迷惑をかけないよう細心の注意を払って、
なおかつ毎回流れるNo More 映画泥棒のCMにイラッとしてまで劇場に観に行く意味って何だろう、
ということを考えるに「3D」「IMAX」「最新」「話題」「デート」といった要素があると思いますが、
自分の場合、非常に大きいのが「音響」です。





これは音がいいとか、ドルビーデジタル採用とか、そういう品質面でのアドバンテージもありますが、
もっと単純に「バカでかい音で鳴ってるから」というのが一番大きいのです。
爆発音とか、発砲音、地響き、轟音といった、そもそも高いエネルギーを持つ音が、
オリジナルに近い巨大なボリュームで鳴っている、
という状態を体験するのに、映画館は一番身近で手っ取り早い施設なのですね。
でかい音を表現するときに「お腹に響く」なんて事を言いますが、
こういった音を「横隔膜で聴いたとき」の迫力を体感するには、もってこいなのです。


例えば、拳銃の発砲音。
リアルな音は、小さいボリュームで聞くと「パン!パン!」という軽い音に聞こえ、
だいぶ迫力に欠ける感じですが、
これを劇場の、高出力でレンジの広い再生環境で聞くと、驚くほどの迫力になります。
音のアタックの部分に、ごく短く低周波が入っているのが、耳や腹、肌で感じ取れるようになり、
銃器内で火薬が炸裂するエネルギーが、ビリビリ響いてきます。
この迫力が、銃器の殺傷力の高い表現につながります。「当たったら痛そう」という実感。


打ち上げ花火の音を生で実際に体感すると、聴覚として耳に入ってくる感覚のほかに、
身体で、皮膚で、内蔵で、直接空気の振動を感じる感覚があると思いますが、
映画館では、この感覚を手軽に擬似体験することができます。
それなりに音がいい劇場を選ぶ必要はありますが、最近のシネコンならだいたい大丈夫でしょう。


こういった、音自体が秘めている本来のエネルギーを体感して、耳に身体に刻んでおくことで、
単にネタを鳴らすだけではなく、
「あの迫力をどのように再現するか」
という角度から音を作ることができるようになると思います。
雑談のつもりがちょっと硬くなってしまいましたが、私からは以上です。


あ、『ダークナイト ライジング』は面白かったですよ。
爆発音関係もおてごろサイズからシャレにならんサイズまで各種取り揃ってました。