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スタジオ・サニーサイド

札幌を拠点に活動する、ゲームのサウンド&シナリオ制作スタジオです

テンプレートでラクしてみよう

サウンド仕事 仕事一般 ban

ものもらいが悪化して人相が変わってます。こんにちわ。banです。



ある程度仕事をこなしていると、その内容が定型化してくるのはよくあることです。
例えば、毎月の請求書や、その送り状の作成。取引先とのメールのやり取り。
サウンドに関したところは、音を作るときのDAW環境立ちあげや、プラグインのセッティング。
各種サウンドリスト類の作成や、プロジェクトフォルダの整備。
…などなど、新しく仕事にかかる際、決まりきった手順を踏んで、
毎回同じようなデータを作成することは多いと思います。


これをいちいち最初から作り起こしていた場合、手間がかかるわ、面倒だわ、
たまに作り間違えて時間が無駄になるわ、
しかもそれをうっかりクライアント様に送りつけてしまって顔面蒼白になるわと、
色々不幸な事態が起こりがちです。
そういう悲劇を防ぐために「テンプレート」「ひな形」という方法があります。


これについては皆様も何らかの形で活用して、ずばずば効率アップを図られていると思いますが、
私も可能なところはどんどんテンプレ化を進めて、少しでも手を抜く効率化を図るようにしています。
たとえばこんな感じです。



プロジェクト管理フォルダ


新規の案件が立ち上がったら、まずはそのプロジェクト用のデータ管理フォルダを作成するようにしています。
これは毎回同じようなフォルダ構成になるので、これをテンプレ化して、複製して使います。



中身はこんな感じ。


テキストファイルが見えますが、ここにはプロジェクトの概要などをメモしています。
これの中身もテンプレ化済みです。


こうやってテンプレを使ってフォルダ一定のスタイルで管理しておくと、
プロジェクトが切り替わっても、データの置き場所がすぐ把握できます。
また、プロジェクト終了時のデータ整理が非常にラクになりますし、
整理後も定形のフォルダ構成になるので、
古いファイルを発掘するときなど、判りやすくて非常に便利です。



請求書など


請求書や見積書、またそれらに添える各種送り状についても、
まずテンプレートを作っておき、それを複製して作成するようにしています。
これらは、送付先によってさらにテンプレートを作り分けています。
クライアント様が違えば、当然記載する社名、送り先も変わりますし、
また、請求書などにおいては、税金の扱いなども変わってきます。


それらをいちいち「○○さんとこは源泉込みでいいんだっけ」「△×区の郵便番号は…」
などと思い出しながら作成していると、記載の誤りが発生しやすいですし、なにより毎回めんどくさい。
そこはテンプレ化する事によりラクできますし、ヒューマンエラーも大幅に減ります。



DAWのプロジェクトファイル


メインのサウンド制作環境、MOTU Dgital Performer 7のプロジェクトファイルもテンプレ化しています。



プロジェクトフォルダはこんな感じ。


DP7が自動的に生成するフォルダに加え、必要に応じて自分でサブフォルダを追加しています。
このフォルダをまるごと複製して使います。


さらに制作目的に合わせ、SE用、BGM用、NA(ナレーション)用とテンプレを使い分けています。
それぞれ立ち上げると、ウインドウの配置やルーティング、プラグイン設定などを、
制作目的に合わせてカスタマイズした、白紙のファイルが立ち上がります。



プラグインの設定も、頻繁に使うものは自作のプリセットとして保存し、すぐ呼び出せるようにしています。
ソフトシンセの場合も、使いやすくカスタマイズした設定をテンプレとして保存し、
そこから音作りをスタートさせて手間を省いています。



サウンドリスト


クライアント様からの資料を元に、自分でサウンドのリストを起こすこともあります。
白紙の状態からいちいちエクセルで罫線ひいたり、フィルタや関数を仕込んだりするのは面倒なので、
これもテンプレ化。



ここからプロジェクトに合わせて、カラムや項目を増やして最適化します。



メール(Thunderbirdの場合)


プロジェクトの進行中は、特定の方とのやり取りが多くなります。
メールを出すたびに宛先を選んだり、大量のCCを追加したりするのは面倒なので、
あらかじめ、白紙のメールを用意し、宛先やCC、BCCを設定しておいて、
これをThunderbirdの「別名で保存」メニューから、テンプレートとして保存します。


新しいメールを作成するときは、このテンプレートから新規作成するだけで、
必要な宛先、CC、BCCが設定された白紙のメールが立ち上がります。おおぅ便利!
宛先だけでなく、サブジェクトにプロジェクトの名前を仕込んでおいたり、
挨拶や定型文を仕込んでも便利です。
自分は、ファイルを納品するときの申し送り事項をテンプレ化し、適宜書きなおして使用しています。
この機能を使うようになって、メールの誤爆や、CCの入れ忘れがぐんと減りました。





  ※    ※    ※    ※  





どのテンプレにおいても、使うときに気をつけたいのは、
テンプレの設定を最適かつ正確なものにしておくことです。
また、メールや送り状など、人様に差し上げるものは、
テンプレからの書き換え漏れや、コピペミスにも気をつけたいものですね。


ぬう、今日はいつになく真面目になってしまった。私からは以上です。