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スタジオ・サニーサイド

札幌を拠点に活動する、ゲームのサウンド&シナリオ制作スタジオです

エンベロープ・エディタが超便利!TAL-NoiseMaker

サウンド仕事 ソフトウェア ban

9時就寝3時起床。これは健康的なのか。こんにちわ、banです。



以前男気あふるるソフトシンセとしてご紹介したTAL-Elek7roですが、
その後継シンセであるTAL-NoiseMakerを使い始めてみたのでそっとレポートです。


基本的なモジュール構成はTAL-Elek7roとほぼ同じで、
2オシレータ+1サブオシレータ、モード切替可能なフィルター、
変調先を選べる2系統のLFOなど、基本的な機能はほぼ継承されています。
が、見た目がガッツリ変わりましたね。
TAL-Elek7roの男らしい無骨なデザインから、若干カラフルになったりして。
ちょっと昔のローランドっぽい雰囲気。何だ。軟派になったんじゃないか。んん?
モジュールや操作子の並びがTAL-Elek7roからだいぶ変わったので、
最初はやや戸惑いますが、まあこのあたりは使っているうちに慣れるでしょう。




赤丸(上)で囲んだツマミのパラメータが、数値で表示される(下の赤丸)



TAL-Elek7roが一つの画面に操作子をギュッと詰め込むという割り切った男らしさだったのに対し、
TAL-NoiseMakerは4ペイン構成で、そのうち同時に表示できるのは2つまで。
つまりクリックで表示するペインを切り替えつつ音作りすることになるので、
このあたりは正直なところ少し不便になりました。ぬうう。ちょっと男気に欠けるんじゃないか。
あと、コマンドキー+クリックで各操作子のパラメータを初期化する機能がナニゲに無くなっているのも不便かな…。
そのかわり、各操作子のパラメータが数値でも表示されるようになったり、
マウスのホイールで操作子をグリグリ動かすことができるようになってるのは便利ですね。


また、Digital Performer 7との組み合わせだと、
TAL-NoiseMakerのウインドウがアクティヴになっている時は、
テンキーによるトランスポート操作が無効になってしまうのが鬼めんどくさい。
このあたりは今後の男気アップに期待します。


今回の目玉は、なんといっても音の変化を自由に設定できるエンベロープ・エディタです。
マウスでグリグリと作ったカーブを、時間的変化として、各種パラメータに適用できます。
これの恩恵は大きく、従来のADSRだけでは表現しきれない、複雑な音色変化を表現できるようになります。
エンベロープの再生速度を変更したり、ループさせたりすることも可能。
また、ホスト・アプリケーションのBPM設定に同期させることもできます。




グニョグニョし放題のエンベロープ・エディタ(赤丸部分)



実際のところ、効果音作成ではこのエンベロープ・エディタが非常に有用です。
エンベロープの自由度が高く、視覚的にも把握しやすいので、
従来のADSRのみのエンベロープよりも素早くイメージした音に近づけます。
ゆっくりスイープアップしてきて、突然ウニョラウニョラとのたくったのち、おもむろにスイープダウン、とか、
フィルターの開け閉めをリズミカルにプログラミングしたりとか、色々な使い方が可能。
FMと組み合わせて使えば、アニメっぽいミサイルの発射音や荒々しいエネルギーのみなぎり音など、
男くさい音がすぐそれっぽく作れます。重宝重宝。



コントロールペインにも新しい機能が追加されており、
ディレイやリバーブ、JUNO-106ライクなスイッチ式のコーラス、
といったエフェクト関係が追加されました。これが意外と便利。
コーラスはまんまJUNO-106でニヤリとします。男度1ランクアップ。
また、ヴィンテージ・ノイズやフィルター・ドライヴ、
ビットクラッシャーといった汚し系の荒くれエフェクトも新たに乗っておりますね。




新機能満載のコントロールペイン(赤丸部分)



ここまで盛りだくさんなのに、やっぱりドネーション(寄付)ウェアっていうのが素晴らしい!
実質ロハで使い放題です。いよっ太っ腹!
気に入ったらぜひ投げ銭してあげましょう。


64bit版がすでにリリースされており、将来的に末長く使い続けることができそうなのも男の安心ポイントです。
というかウチもとっとと完全64bit環境にしたいのですけどね、肝心のデジパフォちゃんの8がいつまでたっても出ない。
なんか今春発売とかいう話じゃなかったのか。いま何月だ。7月か。一体春ってなんだ。私からは以上です。