スタジオ・サニーサイド

札幌を拠点に活動する、ゲームのサウンド&シナリオ制作スタジオです

ゲーム仕事で使う、その他の辞書登録例!

こんにちは!
ここのところ札幌は天気がいいのに肌寒い不思議な気候ですが、
このことを予想してあえて衣替えしていなかったので
ヒートテックを着ながら「勝った!」と思っている加藤です。



さて前回、パソコンの辞書機能についてお話をしました。
新しいプロジェクトが始まったら、タイトルやキャラ名など
ゲームで使う単語を辞書に登録しておくよ!という話だったんですが、
今回は日本語以外で単語登録している実例を紹介します。



よく単語登録しているのが「主人公の名前に置換する記号」です。
プレイヤーが主人公の名前をつけるゲームの場合、シナリオでは

という感じで、名前の代わりに指定の文字列で記入しておき、
実際のゲーム上ではプレイヤーがつけた名前で表示されます。
そんなわけで私は「なまえ=$x」という感じで単語登録しています。

所持金など変動するものも記号を使うため、場合によっては

など、シナリオ上ではよくわからない状態になります。
(上記の「$x」など置換用文字列は適当です。実際にはプロジェクトによって異なります)



次に、地味に活用にしているのが「文字数カウント用の数字」です。
ゲームのメッセージウィンドウの文字数をオーバーしないように
ガイドとなる数字を入れておいたりするのですが

ココの部分を作成するために、「すうじ=123456789012345」など
ただの数字の羅列が変換されるように登録しています。



で、最後になりますがスクリプトのコマンド類」も単語登録しています。
スクリプト(簡易プログラム)を書く際、例えば、
「あんてん」=「bg black,2,2500」 ←これを書くと暗転する
「はいけい」=「bg "bg\bg1.bmp",7,1000」 ←これを書くと背景指定できる
こんな感じのプログラムの命令を、単語登録してしまいます。
(ちなみにコレはフリーのスクリプト作成エンジンNscripterのコマンドです)
プログラマーさんみたいに素早くコマンドを書けませんし
そもそも覚えられないので、もう開き直って辞書にお願いです。




なおこのように辞書機能を活用しているにも関わらず、なぜか顔文字は一切登録していないので
もし私が顔文字を使っているところを見たら
「アレ、全部一文字ずつ打ってるんだ…」
と思っていただいて間違いありません(^-^;)←手打ちです。
皆さん顔文字どうしてますか? やっぱり辞書に登録した方がいいんですかね。
あまり頻繁には使わないし仕事関係ないので、登録しようと思いつつすぐ忘れます。



ところで話は変わりまして、以前このブログでMicrosoft Wordの話をしましたが

Microsoft Office Word 2010 通常版 [パッケージ]

Microsoft Office Word 2010 通常版 [パッケージ]

今見ると内容が薄くてあんまりなので、シナリオ仕事をしていて「コレは便利だ!」と
思ったWordの機能について追記しました。
紹介したのは「コメント機能」「変更履歴の記録」「文字色で文字数カウント」の3本です!
もしよかったらごらんください。
(4月13日の記事)意外とメインじゃない?Microsoft Word



次回はソフトウェアの話に戻って、テキストエディタについてお話する予定です。
PC作業で文章を書くのは基本の基本なわけで、最初からOSに
もっとステキなテキストエディタが入っていてもいいと思うんですけどね…
と、さりげなく愚痴ったところでまた来週!